半世紀前は

十数年前に交通公社から発売された「時刻表復刻版」セットを買っていたのを思い出して、それを引っ張り出して見ています。“戦前・戦中編”や“戦後編1~4”等、時刻表数冊ずつがセットになってそれぞれ箱に収まっているんですが、中でも私が一番初めに手に取ったのは今からちょうど50年前に発行された昭和43年10月改正いわゆる「ヨンサントウ」白紙大改正と言われるまさに国鉄全盛期の時刻表でした

当時新幹線はと言うと東京-新大阪間のみで、日本中の在来線を昼行特急や急行に加えて沢山の夜行(寝台)列車が得意顔で走り回っていた良き時代だったんですね。ページをパラパラとめくって現在の時刻表と比べてみると価格の違いもさることながら、この50年の間の内容の変化で驚いたのは長距離バス路線の増加と航空路線の増加、それと主に巻末にあった旅館等の宿泊施設の情報の激減でした。

長距離バスと航空路線のページ数増加については私も旅に出る時はJRよりもよく利用している(安さと割引率の大きさで)ので理解できますが、宿泊施設の広告が皆無に近いというのは改めて驚きでしたね。

昔から私が旅に出る時、交通公社(JTB)の時刻表を使っていたんですが、それはJRの時刻表と比べて宿泊施設の情報が圧倒的に多かったからなんです。昔は自分で本なりパンフレット等を調べるか、現地の観光案内所で尋ねるしかなかったですもんね。今ではネットで宿をササっと検索して予約できるのでとっても便利、ホントに変われば変わるものです。

でも時刻表をつらつら眺めていて考えるのは、新幹線が増えて移動するのにはとっても便利になったんだけど、夜行列車は逆にほぼ全滅状態になってしまったので旅の楽しみが少なくなったな~ということです。新幹線の大勢のビジネス客の間では旅を楽しむなんて場違いに思えてなりません。(あくまでもこれは個人の感想ですが…)
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